チャドで働く国連機関契約職員の日記

チャドの田舎で国連機関の期間契約職員として働くことになった日本人の日記です。ブログでの記述は個人の見解であって、所属組織を代表するものではありません

チャドに向けて出発

今日(2021年8月9日)、羽田空港から勤務地であるアフリカのチャドに向けて出発。まずは、チャドの首都であるンジャメナ(しりとり業界では有名な、「ン」で始まる都市)まで行って、自分の勤務地は、そこからさらに田舎に入っていく。

ンジャメナまでの日本からの直行便は当然なく、今回のルートは、東京→イスタンブール乗換→ンジャメナ。ターキッシュエアラインズは、アフリカにはかなり強くて、破綻国家と呼ばれて久しいソマリアの首都モガディシュにも就航しているのだけれど、チャドにも飛んでいるというのは今回初めて知った。

ちなみに他のルートとしては、パリ経由(エアフランス)、カイロ経由(エジプト航空)、アジスアベバ経由(エチオピア航空)などが、日本からワンストップで行けるルートだと思う。

今日の出発は、偶然、東京オリンピック閉会式翌日ということもあり、チェックインカウンターは帰国するオリンピアンでごった返している状況。自分よりもはるかに身体が大きい選手たちがエコノミーで10時間以上というのはしんどかろうと思うけれども、自国に帰るということで、みんな表情が明るい気がする。

 

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羽田空港第三ターミナルのチェックインカウンターを上から見た様子。減便してるので空港全体では閑散としているけれど、チェックインカウンターは混んでるという印象。

ちなみにチャドに入国するには、今日(2021年8月9日)時点では、

・現地到着72時間前以内のPCR陰性証明書(サンプル方法は問わない)および

・ビザもしくは現地政府発行の招聘状

が必要。日本に現時点ではチャド大使館は無く(一番近くて中国)、観光でビザを取るにはアフリカの周辺国で取るのが普通だと思う。自分の場合は仕事なので、現地事務所が政府から招聘状を発行してもらっているので、現地でも問題なく入国できる(はず)。

チェックインカウンターでは上記の書類を確認するのだけれど、PCR陰性証明はまだしも、チャドの招聘状なんて、カウンターの方も見たことがない。よって、それが本物で、正しいものかを確認できない。上司の方が確認して、本物として認めるということになったのだけれど、上司の方もさすがに、チャド政府のレターなんて見たこと無いと思うから、まあ大丈夫だろう、くらいで判断したと思うし、こちらとしてもそれで異論は無し。無事にチェックイン、出国審査も終わって、出発。