チャドで働く国連機関契約職員の日記

チャドの田舎で国連機関の期間契約職員として働くことになった日本人の日記です。ブログでの記述は個人の見解であって、所属組織を代表するものではありません

2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧

自身の評価を高める機会としての現場視察の受け入れとやりがいについて

国連機関の現場で働いていると、本部や他の組織、加盟国などから現地視察をしたいという要望を受けることがよくある。目的は大きく3つくらいで、(1)自分たちの出したお金がどう使われているのか、(2)事前に計画した活動が予定通り行われているか、(3…

チャドの僻地で入手できるビールについて

いま生活している場所は治安上の問題で、外出はできない。とはいえ、職場の車でドライバーを付ければ、村の売店で、水を買うためなどのために、外出をすることはできる。 先日、ビールが手に入るということを知ったので、村での水の買い出しついでに、チャド…

自身の限界性能を引き出す場所としての国連機関

今、僕が働いている組織のオフィスでは、残業手当や夜間・休日手当というものは存在しない。他の機関や他の事務所ではどうなのかわからないけれれど、これはある程度、国際機関一般に言えることなのではないかと思う。 もちろん、就業時間は定められていて、…

アトリエ ~ 当日編(3)

(今回、アトリエ(英語・日本語でいうところのワークショップを開催することになった。その経緯や準備の模様は、こちらを参照) shigeomisato.hatenablog.com shigeomisato.hatenablog.com アトリエ当日を迎える。 過去の経験上、初めてすることは大抵もの…

アトリエ ~ 準備編(2)

(人道支援に関するデータについて、アトリエ(英語・日本語で言うところのワークショップ)を開催することになった。前回の記事はこちら) shigeomisato.hatenablog.com 正確なデータをとる方法について関係者を集めて考えるために、アトリエを開催すること…

アトリエ ~ 企画立ち上がり編(1)

今回から3回シリーズで、僕が先日行った仕事「アトリエ」について紹介していこうと思う。フランス語圏国連機関で働くならば、避けて通れない「アトリエ」について、雰囲気だけでも伝えられればと思う。 とある木曜日の夕方、就業時間も過ぎた後、我が事務所…